STM32F7 discovery( STM32F746G-DISCO )を使ってみる

投稿者: | 2015年7月25日

注文殺到のSTM32F7Discoveryがついに届きました!

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このDiscoveryは今までのものと違い、

  • MicroSDカードスロット(SDIO)
  • USB HS
  • Ethernet
  • 4.3インチ液晶 静電容量式タッチパネル
  • FMCに128MbitのSDRAM(※アクセス可能なのは64Mbit)
  • QSPIに128MbitのFlash
  • その他音響回り(興味なし)

と、本格的な使用を想定した構成となっています。
(F7の威力を見せ付けるための戦略でしょうね…)

STM32F429I-DISCOも衝撃的でしたが、それよりも数倍豪華ですね。
しかもお値段なんと50$

購入するなら、今はRSがよさそうです。

STM32F7DiscoveryのサンプルはSTM32CubeF7に含まれるサンプルをいくつか動かしてみました。

 

・QSPI_perf
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QSPIからSDRAMへ、DMA転送する際のパフォーマンス確認。
47.5MB/sってシュゴイ…

そういえば、STM32F4ではFMC上のNOR FLASHとSDRAMを同時に扱えないというファッキンなエラッタがありましたが、もう解消されているのでしょうか…

 

・LwIP_HTTP_Server_Netconn_RTOS
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DHCPでIPアドレスを自動で取得し、WEBサーバーとなります。
FreeRTOSで稼働しているタスク一覧をブラウザで確認できます。

・STemWin
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これは半分自前ですが、STemWinをFreeRTOSで動作。
タッチパネルでアイテムを選択できます。

あと、FatFsの動作確認もしました。

STM32F7用に、とりあえず開発環境を整えました。
上記サンプルをビルドできるサンプルを、GitHubに上げています。

各サンプルはブランチとして置いてあります。

現在はWinのみ対応です。
Macにも対応していく予定です…OpenOCDが面倒…

主に使用しているツールは

ST-LINK UtilityのV3.7ではQSPI Flashへのアクセス機能が追加されていますので要アップデートですよっ!

環境変数に以下の2つを追加します。

tc_path

 

あとはテキトーにmakeすればきっと多分動きます…

このmakefileは、ヘッダファイルの依存関係に対応しているので、ヘッダファイルを変更したときにmake clean→make allする必要がありません。
makefile内で設定しているフラグを変更した時は、もちろんリビルドする必要があります。

LwIP, FreeRTOS, STemWinは、makefileで使用するかを設定できます。

OS_SUPPORT = USE_FREERTOS
LWIP_SUPPORT = USE_LWIP
USE_EMWIN = 1

ここらへんをコメントアウトしたりで弄ってください。

STM32F7 discovery( STM32F746G-DISCO )を使ってみる」への1件のフィードバック

  1. 坂井精一

    質問を許してくれるのでしょうか?
    参考資料が少ない中、このページにたどり着きました。
    STM32F746Gの内蔵SDカードの読み書きがしたいのですが、
    ページ中に ”あと、FatFsの動作確認もしました。” とありますので、
    GitHubからDLしましたが、FatFs関連のmain.cがないみたいですが、場所を教えて頂けませんか?

    返信

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