IoTサイコンを作る(1) ~回路編~

投稿者: | 2017年9月7日

さくらインターネットからサービス提供されているsakura.ioを用いてサイコンを作成するシリーズ第1弾です。

sakura.ioについての説明はこちら記事を見てください。

sakura.ioとは何なのか

Contents

使用部品

自転車に取り付けるリードスイッチは市販されている有線式サイコン用のものを使用します。

適当にちょん切ってPHコネクタを付けましょう

回路図

EAGLEのデータはGitHub上で公開しています。

(LSEのところに抵抗が足りない…)

使用するバッテリーはOLIMEXのBATTERY-LIPO1400mAhを想定しています。
過放電保護などの保護IC付きのリチウムポリマー電池となっています。

また、アートワークに関して失敗した点として熱周りの設計があり、以下の改善が必要です。

  • モデムの発熱があるのでモデムが当たる部分にベタGNDを引いてはいけない
  • 気圧センサ部分はスリット(ミシン目)を入れるなどをして、熱が伝わらないように工夫する

注意事項

  • この情報を用いたことによる損害に関し、筆者は一切の責任を取りません。(リチウムポリマー電池の爆発による火災等)
  • リチウム系電池の使用には十分注意してください。
  • リチウムポリマー電池の使用を想定した回路構成となっていますが、この回路図には過放電保護回路が搭載されていません。
  • 筆者の環境では液漏れがおきました(長年放置していたので回路とはおそらく無関係)

半田付け

今回使用する部品にはQFNの部品が2つ含まれています。(マイコンと気圧センサ)
これらをはんだ付けするために、今回はヒートガンを使用しました。

(ホットプレートリフローでやる方法は以前の記事を参考に行ってください)

ヒートガンで付ける場合の手順は

  1. フラックス
  2. ハンダを盛る(ちょっとした山ができるくらいには多めに)
  3. フラックスマシマシ
  4. ヒートガンを300度程度に設定し、遠めから温める(プレヒート)
  5. 近くで温める

の手順で行いました。

そして出来上がった基板がこちらです。

バッテリーと基板の横幅がほぼ同じでいい感じになりました。

次回はSTM32マイコンと通信モジュールの通信の話をしようかと思います。
CubeMXを用いた自動コード生成の話になりました。

IoTサイコンを作る(2) ~CubeMX編~

通信モジュールの購入はこちらから

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